FC2ブログ

2015年9月18日(金)葛の花のハーブティー作り(初日)

2015年9月18日(金)葛の花のハーブティー作り(初日)

奈良県御所市、株式会社 井上天極堂 本社工場は自然に囲まれたところにあるので、どこもかしこも葛だらけです。

夏場はただただ生い茂るのみですが、ふと甘酸っぱいいい香りがしました。

葛の花です。

一つ見つけると、どこもかしこも葛の花でいっぱい!

9月に入って急に涼しくなったからか、一気に開花したようで、満開です。

ただ、満開と言っても桜のように目立つ花ではなく、大きな葉っぱに隠れているので、知っている人しか見つけられません。とっても控えめな性格のようです。

吉野本葛天極堂 葛の花 咲いてるところ

葛の花はフジと違って上向きに咲きます。
香りはフジの花に似ています。
金木犀ほどきつくはなく、ふんわりと甘酸っぱい香りが立ち込める、そんな感じです。

吉野本葛天極堂 葛の花

房のようになった花は、下から順に咲いていきます。
順番に少しづつ上に上がっていきますが、
かなりの時間差があるため、一つの房の上から下まで一気に咲く、という状態にはなりません。
一つ咲くとひとつ散り、また一つ咲くとまたひとつ散り、、、。
やっぱり控えめな花だと感じてしまいます。

そうそう、葛は山に生えているイメージかもしれませんが、空き地を覆い尽くしていたり、電信柱やフェンスに伝っていたり。都会では無理でしょうが、少し田舎に行けばどこにでも生えている雑草です。

でも、下の方を這っている葛はあまり花をつけず、目線よりも上くらいまで高く上に上っている部分に花をつけることが多いです。

採取する場合は無理に花を取ろうとしてケガをしないよう、十分注意して採取してください。

吉野本葛天極堂 葛の花 乾燥(0日)

さて、いよいよハーブティー作りです。

採った花は虫だらけ。
カメムシ、シャクトリムシ、なんだかわからないノミのような小さな虫、、、。
一房採れば、これでもかというくらい虫が這い出てきます。

そこで大切なのが、「干す」という作業。
段ボールに花を広げたらしばらく外に放置します。
そうすることで、花の中の虫を太陽が追い出してくれるのです。

吉野本葛天極堂 葛の花 乾燥(3日)

干す場所は段ボールでも新聞紙でもいいと思います。
3日もすればこんなにカラカラに。
薬効を期待するのであれば「煮出す」必要があると思いますが、
おいしいハーブティーをいただくのであれば、紅茶と同じようにティーポットにお湯を注いで香りを楽しんでください。

きちんと乾燥させれば、密閉容器に入れて1年くらい保存できますよ。
心配な方は乾燥材を入れるといいでしょう。
試してくださいね。
17:08 | 葛の花 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

夏のクズは元気です!

井上天極堂の本社工場は
1870年の創業当時からずっと
奈良県御所市戸毛(旧葛村)にあります。

御所市の夏

旧葛村というだけあって、
昔(昭和の初め~中頃まで)は近くの山にクズが生い茂り、
クズを掘っては精製するという作業を
近くの家々で行っていたそうです。

今は掘り子さんが少なくなり、近くでクズを掘る姿は見られませんが、
やはりクズはそこここに生い茂っています。

クズというのは吉野本葛の原料となる植物で、
マメ科の多年草 つる植物です。

ここ御所市でなくても、日本全国どこにでもみられる植物です。

繁殖力が旺盛で、
4月に新芽が出たかと思うと、
5月にはつるを伸ばし始めます。
8月3日、ものすごく夏らしい良いお天気だったので、
本社工場近くでいろんなクズを撮影してみました。

標識に這い登る葛
真夏のクズはものすごい勢いでつるを伸ばし、標識なんてあっという間に隠してしまいます。

どんどん伸びるつる
ガードレールにもびっしりとクズが!

切っても切っても生えてくるクズは、嫌われ者のイメージが強いかもしれません。
でも、こんなにものすごい勢いで成長するのには訳があります。
地面の下に養分を蓄えたおおきな根っこがあるからです。
そして、その根っこが「吉野本葛」の原料となるのです。

高速道路の脇や、川の堤防、家の近くの空き地などでクズを見つけたら、
「これが吉野本葛になるんだな」とじっくり眺めてみてください。
そして、そんなに嫌いにならないでくださいね。
もうすぐ(9月になれば)とってもいい匂いの花を咲かせますから。
10:45 | 葛の花 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

秋の七草 クズ

クズの花を見たことがありますか?

2011葛の花集団小

吉野本葛の原料は「クズ」という植物の根っこです。
この「クズ」は、日本中どこにでも生えている多年生のつる性植物です。
春、眠りから覚めたクズは地中から芽を出し、つるを伸ばしてどこまでも広がります。
冬の間何もなかったところが、夏になると一面が緑の葉っぱで覆われます。
電柱に絡み付いて上へ上へ伸びるものもあれば、横に伸びながら空き地を隅々まで多い尽くすものもあります。
あまりの繁殖力に手を焼く人が多く、厄介者扱いされることもしばしばですが、夏も終わりになるとそれはそれはいい香りの花をつけるんですよ。

今日(2011.9.11)は葛の花がたくさん咲いている場所を見つけたので写真を撮りました。

2011葛の花1輪小

こんな花、見たことありませんか?
これがクズの花です。
フジのようにたくさんの小さな花が集まっているのですが、フジは上から下に垂れ下がるように咲くのに対して、クズは天を見上げるように上向きに咲くのが特徴です。
大きな葉っぱの陰に隠れていることが多いのですが、緑のカーテンの中に赤紫色の花を見つけたら立ち止まってみてください。
甘い香りが当たり一面にただよっていればそれはクズに間違いありません!

クズの根は「葛根湯」の主原料に使われていることもあり、「クズの根=漢方薬」と思う方もあるかと思いますが、実はクズの花も漢方薬として利用されています。生薬名は「葛花(かっか)」といい、二日酔いの薬になるそうです。
13:57 | 葛の花 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑