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2018年7月19日 葛の旅で静岡県の川出商店さんを訪ねました。

【葛ソムリエが、葛を旅する。】

葛ディスカバリー

2018年7月19日に静岡県の川出商店さんを訪ねました。

20180719川出商店外観

店を訪ねると、ご主人はつぐりを水にしたして機織りの準備をされていました。
色紙かけの注文が入っているそうで、100枚を織らなければならないそうです。
家族4人でしているだけで、注文はありがたいけれど、商品をそろえるのは大変な作業です。

20180719川出商店葛の花

店内は所狭しと商品と機織り機が置いてあります。

20180719川出商店店内

隅の方に草履を見つけました。
葛がら(葛のつるから繊維を取り出した後に残る芯の部分)で編まれたものです。
軽くて、丈夫で、水に浸かってもすぐ乾くために重宝されてきましたが、もう草履を編む人も今はいなくなってしまったそうです。

20180719川出商店草履

店内には昔の葛布作りの写真が貼られていて、いくつか写真に撮らせていただきました。

20180719川出商店昔の洗い作業

川での洗いの作業。

20180719川出商店昔の糸作り

糸作りの作業。

20180719川出商店昔の機織り

機織りの作業。


20180719川出商店機織り

今も当時と同じ機織り機が使われています。



優しいご主人で、前日に葛苧作りを体験したと話すと、葛糸の作り方(葛布結びの仕方とつぐりのつくり作り方)を丁寧に教えてくれました。

1、葛布結びと機結びの違い。葛布は機結びと違い糸の端が2本とも端によるのです。

2、玉の作り方。糸の向こうに糸がかかるとひっぱったらとれてしまいます。引っ張ってとれないのが正しい結び方。

3、それを長く作ったら、天地をひっくり返して『つぐり』を作ります。結び目が引っかからないよう方向を変えるために天地をひっくり返すのは昔からの方法。簡単な事だけれど、聞かないとわからないし、しないとつくれない。きちんと伝統が受け継がれています。

4、つぐりに使う箸の持ち方。巻き方と終わり方。糸を取り出すときの方法と注意点。

巻き方の特徴とその理由を、やりながら説明し、私たちにさせてみて確認し、間違っていたら繰り返し説明して教えてくれました。

20180719川出商店記念写真

ご主人はの心配事は、糸。
糸のあるうちは仕事ができるが、糸がなくなればどうしようかと不安な気持ちがあるそうです。
掛川市がワークショップをすることで糸作りに興味を持ってくれる人が増えるといいなと川出さん。

葛布の原料問題は葛粉の原料問題と同じで、他人事とは思えませんでした。
山での仕事、農家、一次産業を見直して日本全体で考えないと、原料問題は伝統産業をなくしてしまうと危機感を覚えました。

川出商店さんは全国の百貨店の催事にも出店しているとのこと。
『葛布』の文字を見つけたら、是非足を運んでください!
13:28 | 葛ソムリエ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

静岡県の葛布作りを見学しました

【葛ソムリエが、葛を旅する。】

葛ディスカバリー

2018年7月19日に静岡県の大井川葛布さんを訪ねました。

20180719大井川葛布親方と社長

もともと静岡には袋井、金谷、掛川といくつかの葛布の産地があったそうで、大井川葛布は金谷にありました。

20180719大井川葛布大井川葛布外観

大井川葛布は昭和25年に先代が始めた事業。
昭和40年代まで輸出壁紙が盛んで、大井川葛布だけで1ヶ月に1万反、掛川全体では1年間で34万反物壁紙を横浜港から輸出していたそうです。
大井川葛布は全体の2割ほどを生産していましたが、もちろん人手が足りないので賃機も含めて生産されていました。

この日は午前中にならここの里で葛糸作り体験をしていた葛ソムリエ5名を含む9名で押しかけたのですが、村井さんはお話をしながらご自身で作られた特製の『葛の花茶』をご馳走してくれました。

20180719大井川葛布お茶を入れる

葛の花は秋の七草の一つでその美しさを愛でられていますが、二日酔いに効く薬にもなります。
昨年にとって乾かしておいた葛の花でハーブティーをいただきました。

20180719大井川葛布葛花茶

お茶をいただきながら、昔盛んだったという壁紙の話を伺いました。

20180719大井川葛布壁紙の資料を見る2

早くに始めたのは川出商店で、明治元年創業。
一番遅いのが小崎さんで昭和40年代。
国内だけでは足りなくて韓国でも作っていた時代があったそうです。

壁紙は一ヶ月で一万単、掛川全体では年間34万単も作られていたそうで、横浜港から世界中へ輸出されました。
独特の光沢がある葛布の壁紙はグラスファイバーと呼ばれ、ホワイトハウスやアイゼンハワーの住宅にも使われています。

大井川葛布さんで保管してあるたくさんの壁紙のサンプル帳を見せていただきました。

20180719大井川葛布壁紙の資料を見る

しかし輸出壁紙も減り、10年前にフランスへ輸出したのが最後に。
壁紙輸出の波が減り、廃業するところが増えたましたが、大井川葛布では紙糸の壁紙も作っていたため会社は生きながらえたそうです。
インテリアやカーテンの仕事をしながら、葛布を細々と続けていたましたが、平成7年に先代が亡くなったことをきっかけに、もう一度葛布をやっていこうと、徐々に他の仕事を減らし葛布一本にしました。

20180719大井川葛布つぐり

もともとは大井川葛布は葛布の織り元で、原料は買っていました。(掛川の葛布作りは分業制)
20人程度の従業員がいましたが、糸の作り方は知らないので、日坂で糸を作っている方に教えてもらうことで今は葛糸も自身で作っています。

葛糸は目的を持って作るそうです。
作りたい物によって採る葛を選ぶし、割き方も違う。今は県に畑を借りて栽培実験も行っていますが、自分で葛を糸作りからしているとどうしても価格が高くなるので、大井川葛布では帯など付加価値の付く物に力を入れて作っています。

20180719大井川葛布機を織る2

もともと先代はよく「糸を細くしろ」と言っていました。
「太くするのはすぐできるけど、細くするのは10年かかる」と良く言われたのだそうです。

そもそも葛布は平安時代に貴族の衣服として用いられていましたし、武士の鎧下や袴、道中着にも用いられました。
衣服にしようと思うと柔らかさが必要なので、糸を細くする必要があります。しかし、江戸時代から明治になり、武士の袴としての需要がなくなり、壁紙として使われ始めたとき、糸は太くなりました。
掛川の葛布はそのままの糸で工芸品への道を歩み始めましたが、衣服として着られる物を作ろうとした大井川葛布では糸を細くする必要がありました。

今は家族(親方、女将さん、息子さん)と賃機さん1名で仕事をされています。

大井川葛布が大切にしていることは、葛布の基本を守るということ。まとう(着る)物として作ること。
(平安時代には葛布を着ていたことが確認されています。天平8年に葛布の盗難届が出ているのだそう!!奈良の大仏を作っていた時にも葛布が使われていたそうです。)

20180719大井川葛布親方の作務衣

親方の着ている作務衣は横糸が葛で縦糸を木綿にしています。
見た目ほど涼しくはないのですが、汗をかくと急に涼しくなるのだそうです。

20180719大井川葛布葛布藍染

冠位十二階でも上から六階までは葛布が着られていたようで、鳳凰の箔押しのある着物は一位か十一位の公家が着ていたと思われます。
これは葛布を公家が着ていたと言うことの証明と、天然染料が100年は持つ(色落ちしない)と言うことの証明である、貴重な資料になります。

葛布はだんだん色が変化しますが、120年は現役で使えます。
虫もつかないので、汚れさえなければ長い間使うことができるのです。

20180719大井川葛布葛布の着物を見る

火事場織りは火消し装束で、当時の戦闘服。討ち入りの時などことが起こったときに着る物。そういうものにも葛布が使われます。
道中合羽は長く、これを見ると葛布が夏に着る物ではないと言うことがわかります。

大井川葛布さんでは、今は様々なものを復元して、当時がどのような物だったのかを勉強しています。
和綿も家の庭で栽培し、紡いでいます。
復元に必要な細さにするのに3年もかかったのだそう。
そして縫い糸は大麻。
研究と勉強と実践を何度も積み重ねて、葛布史の引き継がれなかった部分まで次世代に引き継ごうと努力を続けておられます。

復元に困るのは、縫製できる人がいないこと。
笑うくらいざっくり縫われているけれど、きっちりまっすぐ。
昔はほどいて洗ってまた組み立てると言うことをしていた『洗い針』で、今の和裁はきっちりしすぎていて、同じように縫える人がいなくなったそうです。

大井川葛布さんでは毎年ワークショップをしており、今年のワークショップで18年目。
今は織物を知らない人の参加も増え、林業関係、衣類の勉強をしている方、ファッションデザイナー、環境省の役人、研究者など様々ですが、次の時代をどう考えようかという若者が増えてきているように思います。
時代が変わり、若者の考え方も変わり、葛布に興味を持つ人も増えています。

また、海外の方がちゃんと着物を着るようになり、なんちゃってから本物になってきていと感じるのだとか。
だからこそ、葛布の魅力、自然府の魅力を海外に発信していきたいと熱い思いを語ってくれました。

「作るのは楽しい、形になる喜びがある。でも、お金に換えるのが大変。」
次の世代が葛布で喰っていけるように。それが親方の願い。

とにかく葛糸作りが大変。
根気がいるのに、日給が時給くらいしかなく、価格の壁が越えられない。

葛布は守らなければいけない伝統。
自然と共存しながらの物作り。
でも、それだけではなく、効能もあります。
今40万人が化学物質過敏症になっていて、着る物がなくて困っている方がいます。
それに対応できるのは自然布のみ。
だからこそ、『服育』にも力を入れたい。

様々なものと葛藤しながら、大井川葛布の挑戦が続きます。

20180719大井川葛布機を織る
13:56 | 葛ソムリエ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

2018年9月20日葛の日 in 飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラス

2018年9月20日葛の日 in 飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラス

20180920葛の日20180920飛鳥店のにぎわい500

9月20日~30日の『葛の日WEEK』は天極堂全店舗でイベントを開催しています。
初日となる9月20日はあいにくの雨模様でしたが、 飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスには常連のお客様がたくさん来られ、くじ引きやスタンプラリーに参加してくださいました。

この日飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスでは「葛のつる工芸」も開催しており、ランチにはつる工芸参加者様限定の特別な葛のランチを召し上がっていただきました。

そして1時からは葛のかご作りです。

20180920葛の日つる工芸3

昨年の冬に葛の堀子さんが葛の根を採る時につるもとってくださったので、太いつるや、曲がりくねって味のあるつるなど、良いつるをたくさん使っていただくことができました。

20180920葛の日つる工芸2

スタッフがお手伝いしながら、みだれ編の手法でかごを編んでいきます。
大きいかご、小さいかご、個性的なかごができあがりました!!!

20180920葛の日つる工芸1

余ったつるで2個目のかごを編んだり、リースを作る人も。
みなさん思い思いに楽しんでいただけたと思います。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
まだ未体験の方は、来年、飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスでお待ちしております。

20180920葛の日

この日は『葛の日』ということもあり、飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスで行っている『葛餅手作り体験』の取材で毎日新聞さんが来てくださいました。

4名のお客様が葛もち作り体験をされている様子を取材していただけました。

葛もちは自分で作るのが一番おいしいと思います!
それに、自分で作れば添加物や余計な砂糖を使わず、健康的で滋養にもよいのです。
どうかおやつに自分で葛もちを作る人が増えますように。

また、夕方にはNHK『ならナビ』の生中継も来てくださいました。
放送の様子はブログを見てくださいね。

『ならナビ』 天極堂の葛の日

20180920葛の日ポラリス画像

葛の日WEEKは9月30日(日)まで開催しています。

◆飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスでは『葛もち手作り体験』を実施中。
 自分で葛もちを作れるので、次からは気軽に葛料理を楽しめます。

◆飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスでは『くずまん』が登場!
 記念写真をとって、かわいがってやってください♪

◆奈良本店では期間限定メニュー『葛膳』を1080円でご提供しています。
 特別メニューを特別価格でお召し上がりいただけますので、ぜひどうぞ。

◆全店舗でスタンプラリー開催。
 1店舗でもご応募可能。2店舗、3店舗と、回る店舗が増えると景品が豪華になっていきます!!

◆全店舗でくじ引きを楽しめます。
 1080円以上お買い上げでくじ引きをしていただけます。ハズレなしで、絶対お得です☆

◆通信販売しか利用できないという遠方のお客様は、期間限定の『くずまんセット』1,080円を楽しんでください。



20180920葛の日くずまんとスタッフ

スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております!!!
15:04 | 天極堂店舗イベント | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

吉野本葛と日向野菜でビーチグランピング!

2018年7月1日に吉野本葛と日向野菜を使ってでビーチグランピングをしてきました!

20180701みんなで食べてるところ

九州屈指のサーフスポットである日向市には、たくさんのサーフポイントがあります。
今回はビギナーやビジターにも安心な小倉ヶ浜海水浴場へ。

20180701サーファーイメージご主人

約200台も駐車できる広い駐車場と、トイレやシャワーも完備。
東向きのビーチは北東から南まで幅広いうねりを拾うので、一年中サーフィンを楽しめるそうで、多くのサーファーが訪れます。

20180701サーファーイメージ橋本

サーフィンは長時間水につかっていることもあり、身体が冷えるので、そんなサーファーにお勧めしたくて今回チャレンジしたのが、『吉野本葛(葛粉)を使ったビーチグランピング』。

20180701食べてるところ男子

葛粉は葛というマメ科の植物の根からとったデンプンです。
葛の根は漢方薬の「葛根(かっこん)」と同じもので、様々な薬効が知られています。

20180701クデュウー2

美容や健康にも良い葛粉は、サーファーにとってもうれしい食材。
葛を入れることで冷えた体も芯から温まります。

20180701葛彩麺

あまり手間をかけすぎず、チャチャっと作れて、温かくて。
そんな理想の食事はやっぱりスープ。
具だくさんで野菜もしっかりとれますよ。
じっくり炊く時間がなくても、水溶き葛粉を入れれば簡単にとろみをつけることができ、素材のまとまりも良くなります。

20180701ディップ

葛粉と水を加熱して「くずゆ」のようなとろみのある状態にした「とろみ葛」を用意しておき、ディップソースやドレッシングに加えます。パンにつけたときに適度なとろみがあって垂れないので、食べやすさアップ!外で食べるにはちょうど良いですね。

20180701食べてるところ女子

トマト料理はうま味がたっぷりで人気メニュー。葛粉を加えることで煮詰める時間を省くことが出来る時短レシピになりました。

20180701クデュウー

葛粉は美容と健康に良いうえに、時短レシピになったり、食材のうま味を閉じ込めてくれたり、食材同士をまとめてくれたりと、まさにいいことずくめ。
うまく利用して日々の食事に取り入れれば、きっとおしゃれで体にも良いメニューが作れますよ。

20180701チキン

レシピなど詳細は2020年1月発行予定の「天極堂150周年記念誌・葛の本(仮)」をお楽しみに。

20180701ビーチグランピングメニュー



【余談】
実はこの日は台風上陸の前日。時折激しい雨が降る中、傘をさしたり、グラスについた水滴を拭いたりとかなり必死の写真撮影となりました。
なんとか撮影が終わった時には本当にほっとしました。
現地のサーファーさんたちやゲストハウスのご家族さんたちにもご協力をいただきました。
長い間お待たせしてしまったり、何度もポーズをとってもらったり、それでも貴重な時間を写真撮影に協力していただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

翌日、ほんの1時間だけですが、私も初めてサーフィンのまねごとをさせていただきました。
今度は時間をとってちゃんとサーフィンを習えたらなと思いました。
日向市、小倉ヶ浜海水浴場、本当に良いところですよ!皆さんぜひ宮崎に遊びに行ってください!!!

20180701食べてるところ家族


そして、葛粉、吉野本葛をご自身や家族の美容と健康、またお友達との楽しいパーティーにも使っていただけると嬉しいです。

◆葛粉、吉野本葛は天極堂の通信販売でもご購入いただけます。
→吉野本葛


◆葛を使ったレシピはブログでもご紹介しています。
→葛クッキング

13:53 | 吉野本葛をおいしく食べる | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

2018年8月9日出前授業を行いました

2018年8月9日黎明の元気クラブで出前授業を行いました。
エプロンと三角巾をつけて子供たちが元気に登場!

はやる気持ちをおさえてまずは葛についての話を聞きます。

20180809葛ソムリエの出前授業1

「葛ってなに?」「葛粉はどうやってつくられているの?」などなど初めて聞く事ばかりで驚いている様子。
葛を使ったソフトクリームやプリンがあると聞いて、みんな一層興味がわいてきました。

今日は開発したての「吉野本葛のブラマンジェ」をつくります。
まずは牛乳に葛粉を溶かします。

20180809葛ソムリエの出前授業2

牛乳は水と違って葛粉が溶けにくいため苦戦する班も・・・

次に葛粉が溶け切ったら火にかけます。

20180809葛ソムリエの出前授業6

休まず混ぜ続けないと焦げてしまうため、みんな必死に混ぜます。
疲れたら交代して班全員で協力してつくります(^∇^)

20180809葛ソムリエの出前授業3

もちもちになったら型に入れます。あと少しで完成です!
火傷しないように慎重に・・・
型に入れたらラップをかけて輪ゴムでとめてから、水の中にじゃぶん。

少し待ってから、お皿に盛りつけてフルーツをトッピングすればとうとう完成です!!

20180809葛ソムリエの出前授業4


きなこをかけて食べるのもおいしいみたいです♪
「少し甘かったけどつるんとしてたのがおいしかった」とわざわざ伝えに来てくれた子もヾ(o´∀`o)ノ


最後にジャガイモと葛の澱粉の大きさを見比べました。きちんと一列に並んで順番を待ちます・・・

20180809葛ソムリエの出前授業5

「どっちの澱粉が大きかった?」
「ジャガイモ!!」
葛の澱粉の小ささをしっかり学んでくれました。


最後の最後、帰る前に質問します。
「今日使った奈良の伝統産業の白い粉は?」
「吉野本葛!」
ちゃんと覚えてくれていました。

大人になった時にも、今日の経験が子どもたちに「葛」を「奈良の誇れるもの」として思い出させてくれることでしょう。

インターンシップ・学生O
10:46 | 葛ソムリエ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

2018年7月19日 葛の旅で静岡県掛川市に行き、葛糸作りを体験してきました。

【葛ソムリエが、葛を旅する。】

葛ディスカバリー

2018年7月19日 葛の旅で静岡県掛川市に行き、葛糸作りを体験してきました。

20180719葛ディスカバリーならここの里での葛糸作り体験

この日集まったのは静岡県掛川市の『達人に学び伝える会』の皆さんと参加者合わせて約40名。
静岡県は伝統工芸である『葛布』を残し、伝えるために、様々な活動をされていますが、その一環として葛糸作りが行われました。

奈良からの参加ということで、事前に市役所の方にも無理を言いながら、特別に参加させていただきました。
市役所の方にはこのような機会を与えていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。

20180719葛ディスカバリー掛川市役所の職員さん

朝早くから集まり、まずは葛のつるを刈り取る作業。
真っ直ぐに伸びているつるで、枝分かれしていないもの。
根本の方は固く、先の方はやわらかすぎるので、ちょうど中間くらいの部分を刈り取ったら、葉っぱを落としていきます。

くるくるとリース状に巻いたら窯に入れてゆでる。

茹で上がったものを川の水に浸したら、土を掘って穴の中に埋め、2~3日発酵させます。

待っていられないので、3日前に発酵させておいたものがこちらです。

20180719葛ディスカバリー葛糸作り体験発酵させたつる

こうやって発酵させることで外の柔らかい部分を洗い落とし、中央の固すぎる心も取り除くと、ツヤツヤと光る、しなやかな繊維が採れます。
その洗いの作業は、ならここの里内の川で行いました。

20180719葛ディスカバリー葛糸作り体験洗いの作業

洗い終えた葛苧はからまないように手に巻きつけて結びます。

20180719葛ディスカバリー葛糸作り体験洗い上がった葛苧

これを太陽の下で干せば、美しいツヤのある葛糸に。

20180719葛ディスカバリー葛苧

今回はここまで。
これを細く裂いて、葛布結びで1本づつ結んでいき、お箸を使って巻きつければつぐりの完成。
昔の人はすごく今期のあることをしていたましたよね。

この伝統文化を次世代に伝えるためには何が必要かを『達人に学び伝える会』の藤井さんにお聞きしたところ、「コマメに暮らすこと、何でも興味を持つこと。」と。

「面倒くさいと思ってしまえばそれまでだよね。」

本当にそうだなと、先人に感謝し、日ごろの行いを反省し、明日から何ができるのかを考えた1日でした。

20180719葛ディスカバリー葛糸作り体験参加者・葛ソムリエ

今回は天極堂スタッフと共に4名の葛ソムリエさんが参加してくださいました。
長い1日、本当にお疲れ様でした。
とても有意義な1日になりました。

15:30 | 葛ソムリエ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

2018年6月14日 葛の旅で奈良県奈良市の天平倶楽部さんを訪ねました。

【葛ソムリエが、葛を旅する。】

葛ディスカバリー

2018年6月14日 葛の旅で奈良県奈良市の天平倶楽部さんを訪ねました。

2018年6月14日天平倶楽部子規の庭

天平倶楽部は「對山樓(たいざんろう)」という旅館の跡地に建つ料理屋さんです。
明治28年、對山樓に正岡子規が宿泊し、多くの句を詠みました。
子規が見たであろう樹齢100年の柿の木が現存していることから、平成18年秋に「子規の庭」として整備されたそうです。
柿の古木と句碑を中心に、子規の好きだった野草が植えてあり、庭の向こうには東大寺も見えるという素敵なロケーション。
天平倶楽部を訪れた際には、是非このお庭も歩いてみてください。

2018年6月14日天平倶楽部店の前

さて、今日は吉野本葛と日本料理の関係を聞くため、天平倶楽部の総料理長、河村様にお話を伺いました。

実は河村料理長は「葛ソムリエ」でもあるんです。

葛ソムリエ協会の主催する試験を受けていただいたのは2年前。
「葛に関する知識がなかったから、和食をするからには、葛のことは知っていたい。
でも、自分一人ではあれだけのもの(知識や資料)は集められなかったから。」
葛ソムリエを受けようと思ったきっかけをこんな風に話してくださいました。

2018年6月14日天平倶楽部店内

河村料理長の葛使用歴は37年。
ふるさとの九州では葛はあまり使われておらず、甘藷(さつまいも)澱粉が多かったとか。
修行当時、木箱に入った天極堂の葛を使っていた気がすると昔を振り返ってくださいました。

職業として葛粉を使う様になって気付いたことは、甘藷澱粉と葛粉の違いなのだそう。
「甘薯は固くなる。
ゴテゴテしているけど力がなく、さくい(切れやすい)。
葛は他のでんぷんとは「コシ」が違うよね。」と料理長。
胡麻豆腐を作りくらべて見たら、その違いがよくわかるそうです。

2018年6月14日天平倶楽部料理長

天平倶楽部で料理を提供するにあたり、葛はどのようなお料理に使っているのかを伺いました。

「料理のとろみ付けであったり、豆腐(胡麻豆腐など)であったり、デザートであったりと色々です。
吉野仕立てとか、すり流し(汁物)が多いかな。
葛はバリエーションが広いよね。
先付からデザートまで何にでも使えて、本当に使い勝手がいいんです。
組み合わせ次第で何通りもの料理を作ることができるので、メニューはいくらでも生み出せます。」

実際に天極堂では毎年2月に関係各社様を招いて感謝祭をするのですが、その時は河村料理長に天極堂の吉野本葛古稀を使ったフルコースを提供いただいております。
前菜からデザートまで、お刺身以外の全てのメニューに葛を使用してくれています。
もちろん毎年違うメニューです。

2018年6月14日天平倶楽部社長

「葛は食材を引き立ててくれます。

その上、グルテンフリー、アレルギーフリーであり、海外のお客様のご希望に沿った献立に対応できるなど、大変重宝しております。

一番気に入っている葛粉の使い方は、グラタン。
ホワイトソースを作るよりも葛粉で作った方が簡単で、早くて、おいしいんです。」

修学旅行生など子供はアレルギーの問題もあるので、牛乳や小麦を使わないグラタンも作れるというのも魅力の一つだそうです。

和食と言っても多様性を求められる時代。
素材や山車の風味を引き立てると言うだけでなく、多様化するメニューを一手に引き受けることができる。
葛の新たな魅力に気づかされたお話でした。

今日はたくさん葛粉についてお話を聞かせてくださいました。
天平倶楽部、河村料理長様、本当にありがとうございました。
10:43 | 葛ソムリエ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

2018年6月14日 葛の旅で奈良県吉野山の蔵王堂を訪ねました。

【葛ソムリエが、葛を旅する。】

葛ディスカバリー

2018年6月14日 葛の旅で奈良県吉野山の蔵王堂を訪ねました。

2018年6月14日蔵王堂入口

吉野山の桜は、「一目で千本の桜が見えるほど豪華」という意味から「一目千本」と言われています。
桜は下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれ、毎年4月初旬から末にかけて下から奥へと順に開花していきます。

今日は6月、初夏の陽気。
桜はもちろんありませんが、青々とした緑が目にまぶしく、澄んだ空気に包まれていました。

お土産物屋さんが立ち並ぶ通りを登りきった所、階段の上にあるのが仁王門です。
そしてその奥にあるのが蔵王堂。

2018年6月14日蔵王堂本堂

山上ヶ岳にある大峰山寺本堂に対し、山下の蔵王堂と呼ばれます。
正面5間、側面6間、高さ約34メートルで、木造古建築として東大寺の大仏殿に次ぐ大きさなのだそうです。

檜皮葺きの大きな屋根は本当に迫力があります。

私たちが蔵王堂に入ろうとした丁度その時、お山での修行を終えられた山伏の方々が戻ってこられました。
50名くらいでしょうか。
山伏の装束は土で汚れ、蔵王堂の方々が「お疲れ様でございました」とねぎらいの言葉をかけておられました。

そして、私たちが堂内にいる時に、護摩業が始まったのです。

堂内に響き渡るお経の声とほら貝、太鼓が加わると、柱も床も共鳴して、御堂全体がうなります。
お1人のお坊さんのお経でも響くところを、50名以上の山伏さんたちも一緒に唱えているのですから、それはすごい迫力です。
そして、護摩を焚く炎も徐々に徐々に大きくなっていきました。

2018年6月14日蔵王堂正面

蔵王堂には蔵王権現様がいらっしゃいます。
普段は見ることができない秘仏ですが、御開帳されるときには内陣に発露の間が設けられ、権現様と対面することができるそうです。

東大寺の大仏を始めとするいわゆる仏様の優しいお顔ではなく、憤怒の形相。

役行者が「乱れた世の人々にはお釈迦様の本当の姿は見えない。観音様ではお優しすぎる、末法の世の民を救ってくださる厳しい方を」と願った際、湧き出てきたのが蔵王権現様だそうです。

憤怒の形相は、お釈迦様が強悪救いがたい衆生に対された時のお心の現れだそう。
どんな悪魔でも降伏させるお誓いの現れです。

「ちゃんとしなさい」そう叱り、励ましてくれているのですね。

2018年6月14日蔵王堂社長

今回は山伏、護摩業との出会いがあり、思わぬところで修験道を身近に感じることができました。

「講」はお寺の許可を得た先達を指導者とし、地域が一つになって仲間とともに山に入るもので、ほんの20年前は近鉄吉野線に乗っていれば「講」の方達をよく見かけたものです。
今ではすっかり「講」も見かけなくなりました。
地域社会のつながりが薄れているからかもしれませんが、今の私たちにこそ必要な気がしました。

ここでは初心者も僧職の人も一緒に歩くのだそうです。
みんなに励まされ、山の気に助けられ、お経をあげることで知らず知らずに心が清らかになります。

私は自分の力で生きていると思いがちです。
無信心で自分勝手で大した苦労もしてない私など、自分の力で生まれてきたと思いそうになる時もあります。
自分一人で生きているのではなく、生かされていることに気づく。
それに気づく機会が、それを教えてくれる機会が、今の時代は少ないのではないでしょうか。
(それとも私が人の教えをまるで聞いていなかったのかもせれませんが…)

葛を旅するにあたって、5月には高野山、6月には吉祥草寺と蔵王堂を訪れました。
日本的な考え方、日本の文化、葛の歴史を考えるには、もっともっと知らないといけないことばかりだと反省の毎日です。
法事以外でも、お寺の住職さんのお話をもっと聞きたいなと思いました。


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2018年6月14日 葛の旅で奈良県吉野町の竹林院群芳園さんを訪ねました。

【葛ソムリエが、葛を旅する。】

葛ディスカバリー

2018年6月14日 葛の旅で奈良県吉野山の竹林院群芳園さんを訪ねました。

20180614竹林院群報園お料理

豊臣秀吉も食べたという、吉野本葛を使った『利休鍋』を求めて、女将さんにお話を伺いました。

20180614竹林院群報園看板

竹林院群芳園というのは、老舗の旅館です。

もともと竹林院(椿山寺)という修験道のお寺(宿坊)で、聖徳太子建立の一寺だと言われています。
約1300年前、吉野山で一番古いお寺で、豊臣秀吉が花見をしたことでも有名。

20180614竹林院群報園郡芳園

戦前は学徒疎開で大阪の生徒さんを受け入れていたそうです。
今は林間学校を受け入れるなど、一般のお客様も広く受け入れる宿泊施設となっていますが、
戦後に旅館登録が必要になった際に、竹林院という宿坊と、郡芳園というお庭とを合わせて『竹林院群芳園』としたのだそうです。

20180614竹林院群報園玄関

歴史を感じるたたずまい。
今の建物は江戸後期に建てたものだそうです。

与謝野晶子など著名人も多く宿泊しているそう。

20180614竹林院群報園下駄

レトロな内装は、モノを大切に扱っていることが感じられました。

20180614竹林院群報園内観

柱時計一つとっても、時を刻んでいるのに、静寂さを感じさせ、すこし不思議な気持ちになりました。

おじいちゃんの家にも昔は柱時計があって、いつもネジを巻いていたな。
ふとそんなことを思い出しました。

20180614竹林院群報園時計

ここは天皇皇后両陛下はもちろん、皇族の方々も訪れる旅館です。
皇后陛下の最後のご旅行では、槙の木のお風呂に2度も入られたそう。

私も今度は、ゆっくり泊まってみたいなと思いました。

20180614竹林院群報園廊下

女将さんにお話を伺いました。

竹林院では、お客様へのお料理として葛を使うのはもちろんですが、
吉野山では昔から葛粉を作る習慣があったため、
先の大戦では戦地に胃腸薬として葛粉を持って行ったそうです。
また、胃に優しいと言うことで、修行を終えた人が葛粉を買って帰ることも多いのだとか。

20180614竹林院群報園おかみと対談

社長の井ノ上が、自身の骨密度が一般成人男性よりも高いことや、
お客様のお便りで大腿骨の骨密度が1.2%もアップしたという話、
インプラントをできないくらい細かったあごの骨が、葛を食べることでインプラントができるまで太くなった話、
ほぼ毎日葛を食べている子供の骨折の治りがとても早かった話などをしたところ、
女将さんは大変驚かれました。

吉野山という葛粉と縁のある場所で過ごし、代々山伏でもある先代のご主人(40代目)は、修行もするので、葛を食す機会も多かったそうですが、90代で亡くなった時に焼き場の人が言うには、手の指や足の指の骨がしっかり残っていて、まるで50代の健康な男性に見えるということでした。

また、女将さんのお母様も骨を折っても、すぐ治っていたそうです。

「やっぱり日頃から葛粉を口にする機会があるからでしょうね」と葛と骨とのお話で盛り上がりました。

葛の効能を昔の人は体で感じていたのかもしれませんね。


たっぷりとお話を伺い、いよいよ、お食事です。
今日は『利休鍋』をいただきました。
豊臣秀吉の愛した鍋です。

20180614竹林院群報園あんかけ

あんかけは、優しいとろみ。
つやつや輝く野菜たちもうれしそうです。

20180614竹林院群報園葛うどん

吉野山には葛粉を練り込んだ細麺の『葛うどん』を出す店が多く、「吉野うどん」「葛うどん」として、葛でとろみをつけたあんをかけて出すことが一般的。
今回はお鍋がメインなので、冷やしうどんでいただきました。



さあ、お待ちかね。これが利休鍋です。

生姜と葛粉とだしを少し火にかけ、あらかじめとろみをつけた状態でおだしを用意してあります。

20180614竹林院群報園お鍋始め

まずは鶏肉、そして野菜。
ぐつぐつと沸いてきたら葛の入ったお出汁は透明になります。
最後に鴨を入れれば、出来上がりです。

20180614竹林院群報園利休鍋

昔、太閤秀吉様が吉野村で大花見会をなさった時に武将、茶人、連歌詩たちを伴い、総勢5千人もの多くの人々が、ここで花見を楽しまれました。
長雨の後で気温も低かったため、少しでも葛で温まってもらえたら。
そんな思いで、竹林院ではこの利休鍋を振る舞ったそうです。

秀吉の愛したお鍋、おいしくいただきました!!!

20180614竹林院群報園くずきり

デザートはくずきり。
シンプルに黒蜜でいただきました。


「お料理には葛なしには語れません。
四季折々のお料理に葛粉を使っています。
この食感は、大変貴重な優しい滑らかさで、お料理の風合いを引き出してくれます。

お菓子にしても、お料理にしてもとても優しい滑らかさを出してくれます。
また、美容にも健康にも良いと聞いており
まさに、昔から万能薬として扱われてきただけのものがあると感じました。」と、女将さん。

「喉に癌ができて、水を入れても吐いてしまうのですが、葛湯だけは、飲むことができて大変喜ばれた」という話をしてくれたお客様もいるそう。
改めて葛粉のすごさを感じました。



吉野山の女将さんで集まっている『笑の会』があります。
葛の花から 香水を作ったり、葛飴を作ったりしています。
イベントもみんなで作り上げていかれるそうで、笑顔の絶えない素敵な会。

吉野山に行った際には、そんな素敵な女将さんたちに話を聞いてみるのはいかがでしょうか。

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2018年6月14日 奈良県吉野町の横矢芳泉堂を訪ねました。

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2018年6月14日 葛の旅で奈良県吉野町の横矢芳泉堂さんを訪ねました。

20180614横矢芳泉堂葛のお干菓子

かわいらしい葛のお干菓子。

蔵王堂からしばらく上がったところでお店を構えているのが、横矢芳泉堂さんです。

20180614横矢芳泉堂店舗

桜の名所奈良吉野山で、先代より吉野葛を原料に葛のお干菓子作りを継承し、心を込めて手作りされています。

20180614横矢芳泉堂木型

横矢さんの木型は100種以上。
この日、コーヒーと共に出していただいたお干菓子は「鮎」と「水紋」でした。
季節に合わせたお菓子を作れるようにと、図案を考え、京都で掘ってもらうそうです。

この木型の原料は「桜」の木。
吉野と言えば桜ですが、理由はそうではなく、桜という木はとても堅く、木型に向いているからだそうです。

20180614横矢芳泉堂木型と社長

実際に手に取らせていただくと、大切に使われていることが感じられました。

店内でご主人にお話を伺いました。

20180614横矢芳泉堂いろり

横矢さんは天極堂の先々代の時からのお客様。
天極堂の井ノ上社長も小さいころから吉野山の配達について行き、おばあ様(先代の奥様)に可愛がってもらっていたそうです。

昭和16年の創業当時は「天極堂」と焼き印を押した木の通箱を使用していました。
「まだ奥に何箱かとってあるのよ」と奥さん。
古いものを大切に取っていてくださったことに心が温かくなりました。

戦時中、葛は配給制の時代。統制があったのにどうしてもと頼むお客様に葛を渡して捕まったこともあるという、貴重な話も聞かせてくださいました。

当時葛は葛湯にして飲んでいたそうです。
胃腸薬として戦地に持って行く人もあったとか。

20180614横矢芳泉堂のれん

役行者が修行中葛を広めたからか、吉野山でも昔は葛を掘っていたそうです。
各家庭でも葛粉を作っており、もちろん横矢さんでも作っていました。
当時葛粉を作るのに使っていた樽を、今もディスプレイに使っておられます。

20180614横矢芳泉堂たる

『このたるだけは残しておこう』
そう思ってディスプレイにしたそうです。

ご主人が大切にしていることは、自分で製造したものを販売しているということ。
実演販売をしていることで、ここで作っている、とよくわかってもらえるそうです。

20180614横矢芳泉堂ご夫婦


吉野山は室町時代からの観光地。
変らぬ風景と変わらぬ思い、変わらぬ味を求めて、吉野山へ遊びに来ませんか?

横矢芳泉堂さんの手作りのお干菓子は、口の中で甘く広がりました。
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